無料でできる防犯対策


防犯はお金のかかるものだと思っていませんか?


防犯には、お金のかかるものもあれば、まったくお金のかからないものもあります。
前のコーナーで紹介したカギの交換は、お金のかかるほうの防犯です。
ここからは、お金のかからない防犯を紹介しましょう。


一戸建ての場合、まずドロボーは家に入る前に、次のことを考えます。
 
 @ 家にはだれかいるのか

  昼でも厚いカーテンや雨戸が閉めてある。
  夜になっても、部屋が真っ暗である。
  雨でもないのに、軒下に洗濯物が干してある。
   (数時間から半日くらいの外出の場合が多い)
  新聞や郵便がたまっている。
   (長期外出のときは新聞は電話などでとめておく
    ○○日は新聞は要りませんなどという張り紙はしない)
  外からしかできないカギがかかっている。
   (わざわざ留守を知らせているようなもの)

 A 侵入するのは難しいか

  玄関が外から死角になっている。
  高い塀や生け垣などで中が見えない。
   (中へ入ってしまえば、ゆっくりと仕事ができる)
  ベランダの下に足場になるような物が置いてある。
   (2階の窓は閉め忘れが多い)
  風呂場などの小さな窓が開いている。

 B 盗む価値のあるものがありそうか

  警備会社のステッカーが貼ってある。
   (次のページを参照)
  事務所兼自宅(自営業者、商店、開業医など)になっている。
   (運転資金など金庫にたくさんの現金があることが多い)
  外からアンティークの家具や絵画が見える。

 

以上のことで気になる点があれば早速対策をしよう


オートロック、管理人を過信していませんか?


最近、オートロックのマンションや、管理人が常駐しているマンションが増えてきて、人気も高いようです。

オートロックだから安心と思われる方も見えるでしょうが、中に入ることは非常に容易です。
ほとんどのオートロックは、外から
ある方法で開けることができます。(方法はお教えできません。)
ほかにも、住人が出入りする時をねらって一緒に入ったり、宅配業者をよそおい、適当な部屋の呼び鈴を押して開けてもらうこともできます。

非常階段の扉のカギが常に開いているマンションや、簡単に乗り越えられる柵でしか囲っていないマンションもあり、出入りは自由にできます。
いま現在、オートロックのマンションに住んでいる方も、セールスや勧誘が来ることも、しばしばあると思います。

また、オートロックであるために、油断していることもあるでしょう。

管理人が常駐しているマンションも、最近増えています。
確かに、多くのドロボーは人に見られる人を非常に嫌い、入り口に座っているだけで効果はあると思います。
しかし、肝心な夜間にいなかったり、巡回中の札がかかっていて(ほんとに巡回しているのか疑問)誰もいなかったりで、あまり意味がありません。

また、管理人は警備員ではありません。
警備員は警備業法にもとづき、防犯の教育や一定の訓練を受けています。
その警備員でも警察官と違い、犯人を捕まえる必要が無いと教えられます。
なぜなら警備員は、犯罪を未然に防ぐことや、被害を最小限に抑えるのが仕事だからです。

ましてや管理人は、管理会社から派遣されてきた人にすぎず、残念ながら管理人がいるから安心とはいえないようです。



前のページへ トップページへ 次のページへ