
現在最も被害の多く、ピッキングといえばディスクシリンダーを思い浮かべるかたも多いことでしょう。
このカギは累計で7千万個も生産されたと言われており、現状でのトップシェアです。
このカギは故障も少なく、カギ違い数(カギの配列のバリエーション)も多く、非常に優秀な製品でした。
ドライバーなどを挿しこみ、無理やりカギをまわすことが多かった時代に、工具が入りにくい「く」の字型で、防犯性にも優れたものでした。
ただ、当時はピッキングの概念が無く、対策はされておりません。
ピッキング被害が増えたのち改良が加えられ、ピッキングに多少時間がかかるようになったものの、基本的な設計が変わっていないため、防犯性は低い。
すり減ったキーやスペアキーなどで、元のカギと形がずいぶん違うのに、問題なく使用できることが多いですが、精度が低いことが幸いして、故障が少なく長寿命です。
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